スター・トレック 映画シリーズのあらすじ・見どころ!!ケルヴィン・タイムライン編

今回は、映画のケルヴィン・タイムライン編のあらすじと見どころを書いていきたいと思います。

念のため結末は書いていませんが、新しい映画ではないので、若干のネタバレと見どころなんかを入れながら書いています。

この記事を読めば、きっと見たい作品が見つかると思います!!

既に鑑賞済みな方、トレッキーの方はニヤリとする場面など共有できると思いますので是非読んでください!

ドラマシリーズについても記事を書いているので良ければ見てくださいね。

1,ケルヴィンタイムラインとは

前作ネメシスSTX(2002年)から7年たって、ようやく新たな劇場版が公開されました。

今までの宇宙大作戦から新スター・トレックまでの10作品がプライム・タイムラインと呼ばれるのに対して、ここからのシリーズはケルヴィン・タイムラインと呼ばれ、現在までに3作品公開されています。

プライム・タイムラインのネロ達が2233年にタイムトラベルしたことによる平行宇宙での物語を指します。

平行宇宙

 
脚本家の一人ロベルト・オーチーはスター・トレックのファンであるのに対し、もう一方のアレックス・カーツマンと監督のJ・J・エイブラムスはスター・ウォーズのファンであったようです。

彼らは新シリーズはスタートレックのファンでなくても楽しめる作品としたかったみたいですね。

そこで、これまでのプライムタイムラインの歴史を引き継ぎながら、タイムトラベルによる歴史改変でパラレルワールドの扱いとしたようです。

このシリーズはケルヴィン・タイムラインと呼ばれるようになりました。

それにしても、J・J・エイブラムスはスター・ウォーズとスター・トレック両方映画監督とかすごいですよね(^-^;

実際に映像を見てみると、外観はスター・トレックシリーズではあるものの、艦内のビジュアルに関しては最近のSF映画に近い作りがされています。

プライムタイムラインの映画については下記記事も見てくださいね。

2,スター・トレック(2009年)

映画スター・トレックリブート版 ケルヴィン・タイムライン編 第1弾

船長:カーク、副船長:スポック、船医:マッコイ、エンジニア:スコット

航海士:チェコフ、操舵士:スールー、通信士:ウフーラ

 

冒頭で謎の巨大艦がタイムワープしてきて、USSケルヴィンが攻撃されるさなか、カークの父親と母親の状況が描写されます。

USSケルヴィンの船長は巨大戦艦に赴くにあたり、カークの父に船長を任命しそのまま殺されてしまいます。

攻撃がやまない中、カークの父は船員を脱出させるために自爆攻撃を試みますが、自動制御が故障したため手動で体当たりする他ありませんでした。

母親は攻撃のさなかに赤子(カーク)を出産します。

父親は最後の通信で、カークの声を聞き、男の子だったことからジムと名付けて自爆します。

ここから先変化した未来がケルヴィン・タイムラインとなります。

 承

舞台が変わって、やんちゃする幼少期のカークが描写され、さらに成長したカークがパイク船長に勧誘されるシーンからUSSエンタープライズに乗るまでがテンポよく進みます。

スタートレックの世界でカークと対をなす有名キャラのスポックですが、イメージを崩さずに、恋人(ウフーラ)との関係や今までにない側面が描かれていてこれはこれで面白いです。

救難信号を受けて向かった先にはUSSケルヴィンを撃沈させた巨大艦が待ち構えていました。

巨大艦のネロから交渉のためシャトルで来るように言われた船長のパイクは、スポックを船長に、カークを副船長に任命します。

ドクターマッコイもしれっと医療主任になります(笑)

こんな未来の話なのに、近接戦闘は健在です。

至近戦を訓練したと言うスールーにカークがどんな訓練をしたのか尋ねると、スールーが「フェ〇〇グ」と答えるシーンがあるのですが何とも言えない表情をするカークが面白い。

ハリウッド映画はこういったジョークをちょいちょい入れてくるのが良いですね。

ただ、その後スールーは活躍するのでちゃんとスールースゲーってなります(笑)

 

そんな中、ネロは赤色物質(兵器)により、スポックの故郷バルカン星を攻撃します。

バルカン星にはスポックの父と母がおり、スポックは救出に向かいますが、あと一歩のところでスポックの母親を助けることができません。

母親を亡くし、パイクを人質に取られたスポックとカークは言い争いになり、カークは船外へ追放されてしまいます。

カークは追放されてたどり着いた惑星で予想できない人物(ファン歓喜)に出会います。
 
その人物は未来にロミュラン星が消滅し、その要因が自分にあると思いこんだネロと共にこの時代にワープしてきた事をカークに打ち明けます。
 
また、この惑星にはスコットがいてワープ中の船に長距離転送でもどることになり、船の転送した先が運悪く水処理施設でスコットが大変な目にあうのが面白いです(笑) 

 結

船に戻ったカークはスポックを挑発し、挑発に乗ってカークを殴ってしまったスポックは自ら船長を辞任します。

最終局面、船長となったカークとスポックは無事、パイク船長を救出できるのか!?ここからは是非その目で見てください。

 
最後にはお決まりのナレーションが入るのでファンは鳥肌間違いなし!!
ここから見る方々はこの最後のナレーションの素晴らしさを是非味わってください!!

3,イントゥ・ダークネス(2013年)

映画スター・トレックリブート版 ケルヴィン・タイムライン編 第2弾

 起

前作から1年後、とある惑星の原住民が火山の爆発による絶滅の危機に瀕しており、それをエンタープライズの面々が救おうとそれぞれ行動している描写から始まります。

スポックは噴火を押さえるべく火山の火口での作業に向かいますが、アクシデントで命綱が切れてしまいます。

エンタープライズで救助に向かうと言うカークに対し、スポックは規定通り原住民に姿を見せるべきではないとして救助を拒否します。スポックらしいですよね。

もちろんカークが聞き入れる筈もなく、無事スポックを救出することになりますが、ばっちりと原住民に目撃されてあがめられる形に(笑)

この件について、カークは艦隊に適当な報告をしたのに対し、スポックは当然のごとく事実を報告したため、カークはものすごく怒られた後、エンタープライズの船長を解任され、パイクが船長に戻ります(笑)。

ただ、パイクはそれでもカークを見捨てず、信頼して副長に任命します。

 承

一人の男性が、妻と娘の病気に苦悩している様子が描かれます。

そんな時、自分なら治すことができると言うハリソンと名乗る男が現れ、交換条件でテロ行為による爆発事件を起こす流れとなります。

このハリソンはセクション31(これもファンにはたまらないですね)の所属であることが判明し、対策会議が行われますが、そこをハリソンに襲撃されます。

この会議に参加していたパイクはこの襲撃により命を落とすことになってしまいます。

マーカス提督からの命により、再びエンタープライズの指揮をとることになったカークは、ハリソンがクリンゴン帝国の本拠地、クロノスに逃げ込んだ事を突き止めます。

マーカスはセクション31で開発された光子魚雷魚雷をエンタープライズに搭載させますが、スコットが反対して揉めることになります。

少し都合が良すぎますが、この件でスコットは一時的に船から降りることになります。

また、ここも微妙なとこですが、マーカスの娘(この時は素性をかくして乗船する)が女性科学士官として乗り込みます。(ちょっとこの辺ご都合主義すぎる気がしますが・・・。) 

 転

クロノスへ到着したエンタープライズはハリソン逮捕のため地上に向かいます。
 
クリンゴンとの戦闘になってしまい、絶体絶命のカーク達ですが、そこでハリソンが現れてクリンゴンたちを全滅させます。

ただ、スポックが72機の魚雷があることを伝えると、あっさりと降伏し、とらえられます。

その後、ハリソンは自分の本名がカー〇だと明かします。

ファンはうれしい遺伝子操作・優性人間だとピント来る瞬間ですね。

ハリソンはマーカスに利用され裏切られ、クリンゴンと戦争を始めるきだと話始めます。

魚雷を開けてみると、ハリソンが言うとおり冷凍睡眠状態の人間が入っていました。

そんな時、マーカスの乗るUSSヴェンジェンスがワープしてきます。

ハリソンから話を聞いたことを察したマーカスはエンタープライズに攻撃を開始します。

絶体絶命のピンチにカークは覚悟を決めるが、最後の攻撃は潜入していたスコットによって発射されなかったため、カークとハリソンはヴェンジェンスへ飛び移ります。

色々突っ込みたいところはありますが、勢いに乗ったSFXは見ごたえがあります。

ヴェンジェンスを制圧したカーク達ですが、ハリソンが隙をついてマーカスを殺害、カーク達もとらえられてしまいます。

ハリソンはスポックへ部下の入った光子魚雷72機を引き渡すように要求します。

スポックは要求を飲んだふりをして疑似体をいれた光子魚雷をを引き渡すことでヴェンジェンスを爆発させることに成功します。

 結

甚大な被害を受けていたエンタープライズも地球へと落下することになります。

メインコアの連結がズレていることが原因で動力が取れないことを突き止めたカークは、放射線区画内のメインコアへ向かいます。

なんとかメインコアを修正して動力を復旧させることに成功し、最後はスポックがカークの死によって涙を流す様子に心を打たれます。

エンタープライズとは対照的に、ハリソンはヴェンジェンスを宇宙艦隊本部へ落とすべく操作します。

地球へ墜落したヴェンジェンスでしたが、ハリソンはそれでも死なず、スポックは地上に降りてカークの仇を討つためにハリソンを追跡します。

そんな中、マッコイがハリソンの血液でカークを蘇らせられる事をトリブルでの実験により発見します(笑)

・・・無造作においてるけど繁殖しないかハラハラしました(笑) ・・・

最終局面、友情に目覚めたスポックはカークを救うことができるのか!是非その目で確かめてください。

前作もですが、色々と突っ込みどころはあるものの、原作からのファンと新規のファンをうまく取り込める作りでハイクオリティなCGやテンポの良さは非常に良い作品だと思います。

 ※本作は、原作からスポックを演じ続けたレナード・ニモイ氏の遺作となりました。

4,BEYOND(2016年)

映画スター・トレックリブート版 ケルヴィン・タイムライン編 第3弾

 起

和平交渉で古代の武器を掲げるカークですが、意図は通じず、交渉が決裂する描写から始まります。

長い任務の中でなにやら悩みがありそうなカークの姿がみられます。

そんな時、カーク達は人工都市ヨークタウンに立ち寄ります。

この都市の描写は未来的で、球体のバリアのような物の中に完全な人工都市が形成されています。

空飛ぶ乗り物や未来的な列車が飛び交う中、街中に公衆転送器まであります。

いつかこんな世の中が来るかもしれないと思うとワクワクしますね。

話はそれますが、ここでヒーローズのマット役の方がヨークタウンの副官として登場。

そういえば、スポックもサイラー役の方でしたね。

スポックについてもウフーラとの別れや、ある人物の死で悩んでおり、二人が船を降りる事を考えている様子が描かれます。

 

そんな中、ヨークタウンに正体不明の一人の女性(カラーラ)が助けを求めて来ます。

未知の惑星に墜落してしまった彼女の仲間を救助するために、カークたちはその惑星に向かいますが、そこにはとんでもない数の小型船が待ち伏せしていました。

マトリックスのザイオン戦、センチネルのような感じの数の暴力でエンタープライズはひとたまりもなく撃沈されてしまいます。

大破するエンタープライズは未知の惑星に墜落。

敵は冒頭の和平交渉時にカークが持っていた古代の武器を探していますが、カークがどこかへ隠しています。

エンタープライズから先にポッドで脱出したクルー達は次々に敵にとらえられてしまいます。

 転

地上では4か所に場面が分かれます。

カークとチェコフのシーン。

近くにカラーラも不時着しており、待ち伏せされた事についてカラーラに内通者かどうか詰め寄ります。

敵はクラールと言う名前であることが判明し、一端カラーラと共にクルーを探すため墜落したエンタープライズに向かいます。

カークが古代の武器を隠した場所に案内するとカラーラが本性を表してカークを攻撃します。

古代の武器を手に入れたとクラールに報告しますが、開けてみるとそこに古代の武器はありませんでした。

確認してから報告しろよ(笑)って思わず突っ込みますよ!?

スポックとマッコイのシーン

今回スポックと友情をはぐくむのはマッコイです。(笑)

重傷を負ったスポックとマッコイのやり取りは面白いです。

敵に囲まれてスポックと最後の覚悟を決めるマッコイ、振り向くとスポックがいなくなったことに気が付くシーンが面白いです。

ウフーラとスールーのシーン

その他クルーと一緒に敵の捕虜となり、脱出を試みますが失敗。

クラールと対面し、古代の武器はバイオ兵器であり、その恐ろしさを目の当たりにさせられます。

スコットと謎の女性のシーン

スコットは敵に囲まれますが、一人原住民の女性に助けられます。

ジェイラと名乗る女性は家で覚えたと言う英語を話し、修理を手伝うようにスコットを家に招きます。

家とは過去に墜落した宇宙艦隊の船のことでした。

 結

なんとかクルーを救出したカーク達ですが、旧式の船でクラールを追うことにします。

とんでもない場所にある旧式の船を宇宙まで飛ばさなければいけないのですが、ここでもスールーは男気満載でかっこいいですね。

カークが不安げに飛ばすことができるか尋ねると「できないとでも?」と返す男っぷりにしびれます。

カークより船長に向いてるかも(笑)

宇宙に出たカーク達が目にしたのはエンタープライズを沈めた無数の小型船がヨークタウンに襲撃する直前。

皮肉屋のマッコイがなんだかんだスポックと一緒に行動するのは面白いです。

とんでもない数の小型船との戦闘シーンは、どこかで見たことがあるような?感じがしないでも無いですが、迫力のSFXで、スカッとします。

最終局面、クラールの正体は?バイオテロからヨークタウンを救えるのか?続きは是非その目で見てくださいね。

※この映画が公開される直前にチェコフ役のアントン・イェルチン氏がお亡くなりになりました。

自宅前での事故だったようです。

27歳の才能ある俳優だったのに残念です。

5、まとめ 新作映画が2023年6月9日!!

今回のケルヴィン・タイムライン編は記憶をたどるのでは無くて、実際に見直しました。

新しいスタートレックのシリーズとは言っても、もう5年~10年前の作品ですが、今見てもこの3本のSFXは見ごたえ十分です!

まだ先ですが、2023年には新作映画が公開されると発表されていますし、今後もスター・トレックシリーズから目が離せません。

つたない表現で魅力が伝えきれていないとは思いますが、一人でも多くスター・トレックファンができればうれしいです!!

にほんブログ村 映画ブログ SF映画へ
にほんブログ村 にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA